公認会計士 CFOへの道

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資産除去債務 概要

doshでございます

いきなりですが、今回は資産除去債務についての内容です。

資産除去債務

会計関連の仕事をしていれば聞いたことはあるかもですが、普通に生活していてあまり聞く言葉ではありません💧

なにものか❓

あえて基準の言葉を引用せずに表現すると

不動産を買った、借りたしたときに、将来かかるであろう費用を現時点で負債に計上する処理

なんか、基準等では不動産購入後建設中に発生するアスベストの処理費用なんて例を挙げていますが、実際多くの会社で見られるのは賃貸物件の契約で書いてある原状復旧費用かなと思います。

原状復旧費用がどのくらいかかるか見積って、負債と資産を契約時に計上する。

まあ、言うのは簡単ですが実際そんな先のこといくらかかるかわからないし、いつ解約するかもわかりませんよね。

なので、一定の仮定をおきます。

賃貸契約をしたからといって必ずしも資産除去債務を計上するとは限りません。

資産除去債務を計上する最低条件としては、その物件を使用するのに自社の資産を持ち込む場合だけです。

また、資産と言っても机やプリンタなど、自由に動かせて他でも使えるものだけしかない場合にも資産除去債務は計上しません。

資産除去債務を計上するケースは、賃貸物件の機能を高めるような動かない資産を計上するときです。

例えば、自社が綺麗なオフィスにしたいから内装を一新する場合や、大掛かりなLAN回線工事などがあたります。

その資産の中で、一番耐用年数が長いものの耐用年数が見積り期間、つまり、解約するまでの期間とします。

資産除去債務として計上する金額は、耐用年数が一番長い資産の金額を、その耐用年数に渡り国債などの利回りで割引計算をします。

割引いた価額は現在価値と言ったりしますが、その辺のお話しはまたの機会に💧

最後に、資産除去債務として計上した金額と同額を資産除去債務費用として資産計上し、さっきの期間で普通の資産と同じように償却していきます。

費用という名前で資産計上なのでこの辺が紛らわしいです😓

とりあえず、これが概要になります。

いきなりコアな会計から入りましたか、おいおい基本的なお話もしたいと思います。

資産除去債務に関して困っている人の力になれば幸いです😋

ではでは